19 付与と繰り越しの方法は、会社が決めていい(その2)
前回ご説明した「付与」と「繰り越し」の関係を
計算式で表すと次のようになります。
○6か月→10日
○1年6か月→10+11=21日
○2年6か月→11+12=23日(10日切り捨て)
○3年6か月→12+14=26日(11日切り捨て)
○4年6か月→14+16=30日(12日切り捨て)
○5年6か月→16+18=34日(14日切り捨て)
○6年6か月→18+20=38日(16日切り捨て)
○7年6か月→20+20=40日(18日切り捨て)
○8年6か月→20+20=40日(20日切り捨て)
この基本形は大事なので
よく覚えておいてくださいね。
この基本形を踏まえて、
ここから先は少しややこしい話をします。
一応本書でも説明はしているのですが、数字のことを文章で書いているのでちょっとわかりにくいんですね。
このブログで、本書と同じことを計算式で解説しますので、
本書をお持ちの方は併せて見ていただけるとより理解が深まると思います。
ある社員が、有休を初年度に2日、次年度に9日消化したとします。
まず、6か月後に有休を10日付与されて、そのうち2日を消化しました。
そうすると、残りは8日です。
1年6か月後には新たに11日付与されますから、合わせて19日になります。
次年度は9日消化しましたので、残りは10日になります。
そして、2年6か月後には新たに12日付与されますから、合わせて22日になります。
これを計算式で表すと次のようになります。
①付与・・・6か月→10日
②消化・・・10日-2日=8日
③付与・・・1年6か月→8日+11日=19日
④消化・・・19日-9日=10日
⑤付与・・・2年6か月→10日+12日=22日(切り捨てなし)
(つづく)
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