第32節『安易に休憩を増やすと、思わぬトラブルが・・・(その4)』
もともと、休憩は昼休みの1時間だけのとこ
ろに、後から午前と午後に10分ずつの休憩
を入れた。
これにより、所定労働時間は8時間から7時
間40分に短縮された。
さて、この場合の割増単価はどうなるでしょ
うか?
割増単価はアップします!
当然、残業代もアップします!!
例えば、月給32万円の社員の場合、所定
労働日数が20日だとすると、今までの割
増単価は2,000円です。
32万円÷(8時間×20日)=2,000円
これが、今後の割増単価は2,087円に上が
ります。
32万円÷(7時間40分×20日)=2,087円
この社員が月間30時間の残業をしていると、
残業代は3,263円アップすることになりま
す。
これを、以前の割増単価のままで計算してい
たりすると、この3,263円が未払い状態
になってしまうのです(―_―)!!
(つづく)
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