第30節 『『育児休業』を取ったら退職金減額も(その3)』
前回に引き続き、
中退共のご説明をします。
中退共のメリットは次の2つでしたね。
①会社は将来の債務リスクを負わない
②社員は将来の退職金不支給リスクを避けられる
まず①についてご説明します。
会社は毎月掛金(積立金)を中退共に納入すれば
あとは中退共が資産の運用から
退職金の支給手続きまでしてくれます。
掛金を納入した時点で損金算入もできます。
すべてにおいて月々の納入で完結するので、
将来の債務リスクを負わなくて済むわけです!(^^)!
次に②についてご説明します。
退職金は支給されるまでは
本当にもらえるのかどうかわかりません。
倒産したらそれまでということもあり得ます。
通常は退職金規程に退職金の計算方法が載っていますが
実際のところ「絵に描いた餅」という会社も少なくありません!
これでは社員は安心できませんよね(-_-;)
その点、中退共の場合は、
会社が納入した掛金はどんなことがあっても返してもらえません!
経営が苦しいから解約して払い戻すなんてことはできません(゜o゜)
ですから、
もし会社が倒産したとしても
退職金はきちんと中退共から満額支給されるのです(^o^)
(つづく)
人気ブログ記事ランキング
- 【緊急掲載】地震(震災)による休業の補償は?(10263)
- 19 付与と繰り越しの方法は、会社が決めていい(その3)(8824)
- 部下が報連相できないのは上司のせい!?(8561)
- 事業場外みなし労働時間制/阪急トラベルサポート事件(第3回)(8270)
- 出産手当金と育児休業給付 【お仕事Q&A】(7810)
- 当日申請の有給休暇は有効?(6977)
- 産休中の有給休暇① 【お仕事Q&A】(6807)
- 和田経営労務研究所プロフィール(6754)
- 第30節 『『育児休業』を取ったら退職金減額も(その3)』(6650)
- 07 皆さん、「残業」の定義を誤解しています!(その3)(6069)
- 【固定残業手当】で労働基準法の矛盾を解消しろ!(5804)
- 産休中の有給休暇② 【お仕事Q&A】(5802)
- ちょっと待った!! 社長!その残業代 払う必要はありません!!(5561)
- 割増賃金算定基礎額の除外/奈良県(医師時間外手当)事件(第1回)(5414)
- 09 半日有休を取った日の残業も割増の対象?(その1)(5007)
コメント
コメントはありません