お客さんから「雇用契約書」作成の相談がありました。

試用期間が終了するので、正社員採用に当たって雇用契約書を取り交わしたいとのこと。

就業規則がないので、後々トラブルになったときのために念のためということでした。

ところが、実際に雇用契約書を取り交わしたら思わぬ効果が!

社員の勤務態度ががらりと変わったというのです。

試用期間中は、遅刻をするは居眠りをするはで、もうクビにしようかとも考えたらしいのですが、雇用契約書を取り交わしたとたん模範的な勤務態度になったそうです。

雇用契約書には解雇の条件も載っているので、本人にはインパクトがあったんでしょうね。

クビにしてまた他の人を採用するとなると、時間もかかるし一からやり直しなので、本当によかったと言っていました。

本人にとっても、いつクビになってもおかしくなかったわけですからよかったですよね。

法律では、社員を雇用するときには労働条件を明示しなければなりません。

これは、会社が社員に通知するだけでよいのですが、労働条件はお互いの権利と義務なので、雇用契約書というかたちでお互いの署名捺印があったほうがベターです。

特に、社員は署名捺印には責任の重みを感じるので、今回のような思わぬ効果も期待できます!