Q.就業規則ってよく聞きますが何ですか?
A.就業規則とは、その名のとおり「就業」に関する「規則」です。
 つまり、会社で働くうえでのルールを載せたルールブックですね。

Q.見たことがありませんがどこにあるのですか?
A.基本的には会社にあります。
 ただ、小さな会社や少人数のお店だとないかもしれませんね。
 10人未満の職場だと作らなくてもいいんです。

Q.具体的にはどんなことが書いてあるのですか?
A.会社と社員それぞれの「権利」と「義務」について書いてあります。
 具体的には次のとおりです。
  ○入社、退職に関すること
  ○就業の時間や休暇休日に関すること
  ○給与、賞与、退職金に関すること
  ○退職に関すること
  ○仕事上すべきことやしてはいけないこと、ペナルティに関すること

Q.会社に見せてもらった方がいいですか?
A.それは見せてもらった方がいいですね。
 特に、服務規定(すべきこと、してはいけないこと)や懲戒規定(ペナルティ)はよく読んでおいた方がいいです。
 服務規定には社会人としての守るべきことが書いてあるので評価にも影響してきます。
 また、懲戒規定は知らなかったではすまされません。

Q.見せてもらうときに何か注意点はありますか?
A.ときどき、就業規則を見せると社員が権利を主張するんじゃないかと心配して見せたがらない社長がいます。
 なので、
 「会社それぞれ独自のルールがあると思うので、服務規定と懲戒規定だけは目を通しておきたいのですが、就業規則を見えていただけませんか?」
 とお願いしてみてください。
 それでも、見せてくれないようならあきらめるか転職を考えた方がいいです。
 権利だけでなく義務も書かれているわけなので、本当はきちんと読ませてた方がいいんですけどね。
 ちなみに、それなりの会社でも就業規則を作っていないこともあるので、そのときはそういう会社だと思ってあきらめるのが賢明だと思います。
 別に就業規則を作っていないからといって悪い会社というわけでもありませんから。