2012年 6月の記事一覧
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家族手当は、最近の会社ではあまり見られなくなりましたが、創業20年以上の会社では今でも付いていることが多いようです。
一口に家族手当といっても、会社によって範囲も金額もバラバラ。
配偶者と子供というのが基本パターンですが、子供の人数に制限を付けるのか付けないのか。
たいていは人数制限しますが、中には無制限という会社もあります。
無制限なら10人でも20人でもということでしょうが、現実にはそんなことはまずありません。
いまどき子供は多くても3~4人ですから、上限3人までも無制限も実際にはあまりかわらないですね(^_^;)
人数制限する場合でも、やり方はいろいろです。
例えば、子供の手当を3人までとすると、子供が4人の場合は「長男」「次男」「三男」の3人分となりますから「四男」ははずれます。
「長男」が卒業すると「四男」が繰り入れられ、結果今までと変わらずというケースが多いと思います。
これを、「子供の手当は第三子まで」としている会社があります。
先ほどの「子供3人まで」どう違うのかというと、最初の3人までは同様ですが、4人目からの扱いが異なります。
こちらの場合は、長男が卒業しても四男が繰り上げられることはありません。
なぜなら、「第三子まで」となっているからです。
ですので、四男が手当の対象になることはなく、三男が卒業すれば終了します(^^)
(つづく)
ところで、
通勤距離はどのように測るべきでしょうか?
「どのようにって、家から会社までの距離でしょ」
それはそうですが、
家から会社までの経路って一通りではありませんよね。
例えば、子供を保育所に送り迎えするような場合。
保育所に寄っていると
遠回りして通勤することになります。
この遠回り分は、
通勤距離に含めるべきでしょうか?
また、帰りは毎日買い物で
スーパーに立ち寄るような場合はどうでしょう。
この立ち寄り分は含めるべきでしょうか?
両方とも実際にあった社員からの要求です。
社員は「主婦なんだから仕方ないでしょ」と言いますが、
保育所の送り迎えはともかくスーパーの立ち寄りはちょっと・・・(^_^;)
温情的に認めてあげてもいいのかもしれませんが、
一度やり出すときりがなくなります。
このケースも、通勤手当は最短距離で計算し、
例外は認めないこととしました!
紹介したこれらの事例は、通勤手当があるからこそのゴタゴタです。
そもそも、義務のないことをしてあげているのに、
それに不満を持つというのもおかしな話ですよね(-_-;)
会社には通勤手当を支払う義務はない!
社員さんにも知っておいてほしいものですね。
(おわり)
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