厚生年金5基金 44億詐取容疑

・・・AIJ社長ら追送検  立件総額約248億円・・・ 

 

AIJ投資顧問(東京・中央)による年金詐欺事件で、警視庁捜査2課は4日、札幌市など5つの厚生年金基金から約44億円をだまし取ったとして、同社社長、浅川和彦被告(60)=詐欺罪で起訴=、同社傘下のアイティーエム証券社長、西村秀昭被告(56)ら3人を詐欺容疑で追送検しました。

 

他に追送検されたのはAIJ取締役の高橋成子被告(53)で、警視庁は3人の認否を明らかにしていませんが、これまでの起訴分と合わせた立件総額は約248億円となります。

  

追送検容疑は2010年4月~昨年10月、札幌市、長野市など5つの厚生年金基金に私募投資信託の虚偽の運用報告を示し、投信の代金などとして約44億円をだまし取った疑いです。

 

警視庁捜査2課によると、浅川被告らが5つの基金に販売した投信の実際の時価は計7億3千万円で、販売価格の6分の1程度でした。

 

  

 
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