確定拠出年金 元本割れ6割 

 

・・・株安が影響 ・・・

 

 

運用成績次第で受給額が変わる確定拠出年金(DC)の加入者のうち、今年9月末時点で元本割れに陥っている人の割合が約6割にのぼることが分かりました。

 

 

世界的な株安が響き、加入者が自ら運用責任を負うDCでも運用難が深刻化しています。



   格付投資情報センター(R&I)が確定拠出年金の運営管理を手掛ける金融機関3社の協力を得て、加入期間半年以上の加入者の運用実態を調べました。

 

 

対象者は3社合計で約140万人と、国内の加入者数全体の3割強にあたります。

 

 

 加入以来の通算利回りがマイナスで元本割れの人は全体の57.8%、3月末より19.4ポイント上昇しました。

 

 

プラスの利回りを確保しても1%に満たない人は40.7%に上り、ほとんどの加入者が低い運用成績にとどまっています。

 

 

運用低迷による不足分を企業側が補填する確定給付年金(DB)と異なり、確定拠出年金の運用低迷は将来の受給額の減少に直結します。

 

 

企業年金連合会によりますと、同年金の導入企業が目標に掲げる運用利回りは平均2.2%で、これに対し、実際の平均運用成績は9月末時点でマイナス1.9%にとどまっています。

 

 

確定拠出年金教育協会の秦専務理事は「運用商品の拡充や、企業側が拠出する掛け金の引き上げといった対応策の検討も必要」と指摘しています。

 

 

 

 

 

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