公的年金 5年連続で積立金取り崩し

・・・受給者の高齢化 団塊世代の退職などが影響・・・
 
・・・12年度6.4兆円 13年度4.6兆円 取り崩し・・・
 
 
公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は1日、2013年度の予算や資金計画を公表しました。
 
 
団塊世代の受け取りなどで増えた給付をまかなうため、積立金を4.6兆円取り崩すとしており、取り崩しは09年度以来5年連続、12年度に比べて取り崩し額は減りますが、保険料や税金で足りない分を穴埋めする異例の事態が続いています。
 
 
公的年金は毎年入ってくる保険料と税金で給付をまかなう制度です。
 
 
以前は保険料・税収と運用益で積立金が増えていましたが、この5年は低成長や年金受給者の高齢化、団塊世代の大量退職などで毎年の収入だけでは給付がまかなえず、GPIFが積立金を取り崩し、資産を市場で売却して支払いに充てています。
 
 
09年度の取り崩し額は約4兆円、10年度は6兆円、12年度は当初、政府が年金交付国債をGPIFに引き受けさせて一時的に8兆8千億円まで膨らむ想定でしたが、当時野党だった自民党などの反発で撤回されました。
 
 
それでも取り崩し額は6兆4千億円に達しました。
 
 
 
 
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