企業年金 運用改善の兆し
 
・・・10~12月利回り5.8%・・・
 
 
格付投資情報センター(R&I)が国内約130の企業年金(資産規模約10兆円)を対象に実施した調査によると、10~12月の運用利回りは2四半期連続でプラスとなりました。
 
 
主要年金の10~12月の平均的な運用利回りはプラス5.8%と、3四半期ぶりの水準を確保し、日銀の金融緩和が株高につながった昨年1~3月(6.4%)以来の高さです。
 
 
現在の相場が続けば年度を通してもプラスが見込まれ、運用悪化に苦しむ年金にとってはひとまず一息つくことになり、費用負担が軽くなることで、企業収益も下支えしそうです。
 
 
10~12月は、日銀の金融緩和観測などを背景に対ドルでの円相場が9円ほど下落、日経平均株価は17%上昇、平均的な年金資産の2割弱を占める日本株の資産総額が増えたほか、外貨建て資産の評価額も高まりました。
 
 
企業会計基準では、年度末の積み立て不足が前年より膨らんだ場合、一定年数で費用処理をしていく必要があります。
 
 
一方、企業が想定する利回りを運用実績が上回れば負担増を抑えられる事になり、運用改善は企業収益にも追い風となります。
 
 
 
 
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