公立保育所 2人に1人が非正規

 ・・・全国の保育所86%で非正規雇用・・・

 

全国保育協議会(東京)の調査で非正規雇用の保育士が増え、2011年度には全国の公私立保育所の85.9%に達していることが分かりました。

 

非正規の保育士を雇用している公立保育所では2人に1人の割合で、私立に比べ多さが顕著となっています。

 

地方自治体が厳しい財政状況から人件費抑制を進めたためとみられます。

 

子育て支援の現場で不安定な働き方が広がっていることに懸念の声も上がりそうです。

  

背景には早朝や夜間を含む長時間保育など保護者のニーズが多様化し、短時間パートの保育士を雇って対応せざるを得ない実態もあります。

 


保育士のうち非正規で働く割合(全員が正規雇用の保育所を除く)は平均45.6%で、公私立の別で見ますと、公立は53.5%となっており、私立の38.9%に比べ非正規化が著しい現状です。

  

非正規化の進行と表裏一体で、保育サービスは多様になっていますが、調査では「延長保育」を実施している保育所は9.8ポイント増の70.5%、「病児・病後児保育」は8.3%で4.5ポイント増えました。

 

協議会は「労働条件の厳しさに比べ、賃金面で恵まれているとはいえない」として、保育士の待遇改善が必要だとしています。

 

 

 
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