勤務医 宿直明けも通常労働が86%

・・・病院勤務医の実態調査 公表・・・

  

宿直明けの日も通常通り働く勤務医が86・2%に達していることが、厚生労働省所管の独立行政法人「労働政策研究・研修機構」が実施した勤務医アンケートで23日、分かりました。


年次有給休暇(年休)の取得が年3日以内の人が47・2%に上ることも判明し、過酷な労働実態が浮き彫りとなりました。

 

調査では、勤務医の67・4%が宿直をしていると回答、回答者全体のうち、宿直が月に5~6回(7・9%)、7~9回(2・2%)、10回以上(0・7%)と、週1回を上回るペースの勤務医もいました。

 
宿直時の平均睡眠時間は「4時間以上」が52・7%で最多だったものの、半数弱は4時間足らず、3~4時間未満(27・7%)、2~3時間未満(10・4%)、2時間未満(5・8%)のほか「ほとんど眠れない」との回答も3・5%ありました。


宿直明けの勤務は、86・2%が「通常通り勤務する」としたほか「午前中勤務し、午後から休み」が9・8%で、ほとんどの人が明けの日も働いていました。


 

1年間に取得した年休数は1~3日が24・9%、1日も取得していない人も22・3%いて、計47・2%が3日以内にとどまっています。

  

 

 
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