特損計上し 厚生年金基金脱退へ 

・・・日精ASB 特損4.8億円計上・・・

  

28日、日精エー・エス・ビー機械は、加入する東日本プラスチック工業厚生年金基金から脱退すると発表しました。

  

同基金は厚生年金の代行部分に損失を抱える「代行割れ」に陥っており、今後の運用状況によっては業績に重大な影響を与える可能性があるとして脱退を決め、脱退に伴う特別掛け金4億 8300万円を2012年9月期に特別損失として計上するとしています。

  

同基金には同社と子会社の日東工業(坂城町)の計約260人が加入しています。

 

脱退は9月14日の予定で、13日に開かれる同基金代議員会の同意が必要ですが、日精ASBによりますと、脱退については非公式ながら基金側から了承を得ているといいます。

 

同基金は年金消失が問題になったAIJ投資顧問への運用委託はありませんが、中小企業を中心に組織する総合型の厚年基金は多くが運用難に陥っており、比較的体力のある企業を中心に今後、厚年基金から脱退する動きが加速する可能性があります。

 

日精ASBは企業年金として以前から確定拠出年金(日本版401k)を導入していますが、同基金からの脱退に伴い、社員が掛け金を上乗せできるマッチング拠出の導入も検討する予定です。

 

  

 
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