メタボ健診促進 健保組合向け優遇策

・・・2013年度から導入・・・

 
 

厚生労働省は生活習慣病を防ぐ目的で実施しているメタボ健診(特定健診)の受診率や保健指導の実施率を高めるため、2013年度から健康保険組合への優遇策を導入します。

  

受診率が高い健保組合は財政負担を減らし、保健指導を全くしていない健保は財政負担を増やし、糖尿病などの病気を予防し、医療費抑制につなげる狙いです。

 

厚労省は受診率の目標を70%、保健指導を45%に設定していますが、10年度の実績はそれぞれ43%、14%と大きく下回っています。

  

保健指導を全くしていない健保は、各健保に割り当てられている75歳以上の後期高齢者医療制度に払う支援金を増やします。

 

10年度の健診実績をもとに試算すると、加算額は対象となる健保全体で3億3千万円となり、加入者1人当たり年110~120円の負担増となり、全国に約3万4千ある健保のうち、400程度が加算対象となります。

  

一方、受診率の高い50の健保組合は、加算額を原資に高齢者支援金を減額し、1人当たりの軽減額は1400円程度となります。

 

優遇策を実施しても財政負担や軽減の対象となる健保は全体の1%程度で、効果は不透明との声もあります。

 

 

 
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