企業年金・信託 実態調査

 

・・・政府 AIJ問題受け・・・

 

 

政府は約2000億円の企業年金資金の大半が消失していたAIJ投資顧問の問題を受け、実態調査に乗り出します。

 

 

金融庁は、年金資産を運用する投資顧問に加えて、年金資産を管理する信託銀行の信託勘定で資産が確実に管理されているかの調査を週明けから本格化します。

 

 

厚生労働省は、厚生年金基金など企業年金のリスク管理を調べ、AIJと同様な問題がないか点検すると同時に、再発防止につなげる狙いです。

 

 

政府は、年金運用の担い手である投資顧問、信託銀行、企業年金を対象に、ずさんな運用がほかにないか、包括的に企業年金の実態調査をするとしています。

 

 

企業は社員らの年金管理全体に責任を持ち、投資顧問など運用者を選び、信託銀行は、年金の資産を管理する役割を担っています。

 

 

 金融庁は週明けから実施する本格調査では、AIJとの取引実態だけでなく、他の運用会社の資産が適切に管理されているかどうかも点検し、また信託銀が虚偽運用の兆候を発見できなかったかなどを精査します。

 

 

厚労省はリスクが高い運用をしている企業年金にリスク管理の強化を求め、株や債券など伝統的資産以外に投資する「代替投資」の比率が3割を超える基金があるか調べ、該当する場合は無理な運用を改めるように促すことを検討する予定です。

 

 

 

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