メタボ健診参加健保に優遇措置 

 

・・・予防促進 & 医療費抑制・・・

 

 

 厚生労働省は生活習慣病などを防ぐ目的で導入した「特定健診制度」の普及を促すため、特定健診を受診した加入者の割合が高い企業の健康保険組合などに対する優遇措置に関し、2013年度をメドに導入する方針です。

 

 

高齢者医療制度への拠出金を減額する方向で議論を進めるとしています。

 

 

受診の割合が低い健保の拠出金は増額し、金銭的なインセンティブの導入で受診率を高め、中高年の医療費の増加を抑える狙いがあります。

 

 

 特定健診は08年度に導入されましたが、内臓脂肪(メタボリック)症候群を改善して生活習慣病を予防するため、4074歳の加入者が対象の健診と保健指導の実施を各健康保険に義務付けています。

 

 

しかし受診率が低い場合でも罰則はなく、09年度の受診率は40%強で、12年度に70%が受診するとの目標達成は難しいとされています。

 

 

 このため厚労省は金銭的なインセンティブの導入が必要と判断し、75歳以上の高齢者向けの医療制度を維持するために各健保が拠出している「支援金」を増減額するとしています。

 

 

 具体的には

 

(1)受診率が他の健保に比べて高い

 

(2)受診率が過去に比べて大きく伸びた

 

(3)メタボと認定された加入者の割合が大幅に減った

 

などの健保から徴収する支援金を最大で10%減額し、逆に受診率が低い健保には支援金の徴収額を増やす方針です。


 

                                         

 

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