ワークシェア 最大100人の雇用創出

 

・・・三菱化学 2013年度までに・・・

 

 

三菱化学は2013年度までに全国主要9工場にワークシェアリング(仕事の分かち合い)の手法を導入し、最大100人前後を新たに採用することが分かりました。

 

 

既存従業員の労働時間と残業代などを減らしつつ、総人件費をあまり増やさず雇用は拡大する格好です。

 

 

国内製造業では08年秋の金融危機後に雇用減を防ぐためのワークシェア的な取り組みが広がりましたが、雇用創出につながる例は珍しいと言えます。

 

 

 労使で基本合意し、近く24時間操業の一部の工場で4班3交代の勤務シフトを5班3交代に切り替えるとしています。

 

 

従業員1人当たり労働時間は月平均で10時間短縮し、年間の公休日が従来の99日から104日に増えます。

 

 

一方で残業代などの減少で月収は1人当たり平均4万~5万円減る見通しです。

 

 

 こうした運用を主要9工場に広げ、現在は合計で約1600人いる従業員を約1700人に増やす方針で、従業員も連続休暇が取りやすかったり、夜勤を減らせたりするなどの利点があります。

 

 

今までは工場従業員の新卒採用は高卒(高専卒含む)に限っていましたが、働きやすい環境を整えることで、今後は女性や定年再雇用の高齢者などにも門戸を広げる方針です。

 

 

 

 

 

 

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