給与4年ぶり増加 残業代伸びる

 

・・・20100.5%増  基本給は低迷続く・・・

 

 

厚生労働省が1日発表した毎月勤労統計調査(速報)によりますと、2010年の労働者1人当たりの現金給与総額は月平均317092円と前年比0.5%増え、4年ぶりに前年を上回ったことが分かりました。

 

 

基本給などは低迷が続く一方、残業代などは大幅に伸び、3年ぶりに前年比プラスとなりました。

 

 

総労働時間も4年ぶりに増加しました。

 

 

景気の持ち直しにより、働く人の所得環境も最悪期を脱しつつあります。

 

 

 5人以上が働く事業所の基本給や家族手当などを含んだ所定内給与は10年は前年比0.2%減の245098円と5年連続でマイナスになっています。

 

 

一般労働者数が減る一方で給与が低いパートタイムの数が増えたため、給与水準全体では横ばい圏にとどまりました。

 

 

 残業代や休日出勤手当などの所定外給与は前年比9.1%増の1万8186円と大幅に伸び、3年ぶりのプラスになりました。

 

 

一方、ボーナスなど特別に支払われた給与も1.5%増と4年ぶりのプラスになりました。

 

 

 毎月の総労働時間は平均146.2時間と前年を1.4%上回り、プラスになるのは4年ぶりです。


残業など所定外労働時間が8.9%増の10.0時間と3年ぶりに伸びたためです。

 

 

  

 

 

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