今年の2月~3月に行われた、比較的規模の大きい
企業(924社)を対象にした
『企業における人事機能の現状と課題に関する調査』によって
下記のような傾向があると、独立行政法人労働政策研究・研修機構が発表しました。

<正社員の長期安定雇用について>
・今後もできるだけ多くの社員を対象に維持していきたい⇒79.1%
・対象者を限定した上で維持していきたい⇒15.6%
・経営における優先的な課題ではない⇒4.7%

*04年にも同じ調査を行っているが、前回と比べて「多くの社員を対象に維持していきたい」との回答は、今回の方が10ポイント程高くなっていることから
大きい規模の企業では長期安定雇用志向が強まっていると
同機構は指摘しています。


<人事施策ー人材確保>
・人材確保(人手不足への対応)
・定年退職者の再雇用・勤務延長
・従業員の教育訓練
・新卒者の定期採用

*これは、企業の人事施策のうち5年前(04年同調査)の結果を比較して
重要度が高まったと回答した項目(多い順)です。
人手不足を新卒採用で補おうと考えている企業が
少なくないことを示唆していると考えられます。


また、厚生労働省の発表によれば
来春卒業予定の高校生の求人・求職者数の状況は
7月末の時点で、求人者数は約26万4千人(前年比0.2%減)となっています。
⇒これは6年ぶりの減少です。

一方、求職者数は約20万2千人(前年比1.2%減)となったため
求人倍率は0.2ポイント上回って、1.31倍となっています。


ちなみに・・・

都道府県別の求人倍率
・東京ー4.79倍
・愛知ー2.83倍
・沖縄ー0.20倍
となっています・・・・・・・・・・・・


【引用:朝日新聞】