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【内部留保とは】

簡単に説明すると、大企業が「資本余剰金」や

「利益余剰金、「退職給与引当金」などの名目で

隠して溜め込んでいる利益の事を言います。

すなわち、運用実態とは駆け離れた「隠し利益」

のことになります。


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大企業が溜め込んだ「内部留保」が過去最高水準の

28兆円にも上っていることが明らかになりました。

(前年度比2兆2,946億円増)

といっても、この数字は「大阪の大企業」のみの数字と

なっていますので、日本全体で見た場合、どうなるのか?

考えるだけでも恐くなります。



このような調査は 【有価証券報告書】に基づいてされた

ものです。

対象となったのは、大阪に本社を持つ、資本金100億円

以上の大企業(127社)となっています。



従業員数(正社員のみで計算)45万593人(前年比

5,813人減)でありますので、従業員1人あたりの内部

留保額は【6,405万円】
となります。

しかし、その一方で、経常利益は3兆9,459億円と、

4兆円規模を維持しています。



仮に、今回調査した127社の正社員全員の賃上げを

1万円ずつしたとしたら、内部留保額の【僅か0.28%】

取り崩すだけで可能な額となっています。


また、大阪のパート労働者などの非正規社員120万人

時給を100円ずつ引き上げるとしたら、1年間で1,728億円

が必要なんです。

これは、内部留保額の【僅か0.63%】を取り崩せば可能な額

となっています。



上記のことを整理してみますと・・・

正社員に1万円ずつの賃上げで、476億円の経済波及効果が

あり、約3,500人の新たな雇用が可能となります。

また、パート従業員達に100円ずつの時給アップをすれば

1,770億円の経済波及効果があると分析されています。


【引用:民主新報】


*「赤字計上」や「経常利益の赤字」とかって、

何だかんだ言ってますが、今までずっと、

黒字を計上していたんだから、全体で見たときに

企業の存続に影響は及ぼさないと思いますが。。。


企業が、あるいは、役員達が「私腹」を肥やすことを

前提に考えているならば別の話ですが、

心ある企業なら、こういう今だからこそ

内部留保を崩して従業員の為に使っていただきたい

と思いますね・・・