女性の社会進出の流れが定着してきた一方
それがために「合計特殊出生率」(1人の女性が一生に産む子供の数に相当)が低下している傾向にあります。

この原因として考えられる要因の一つに、男性(パパ)の
子育て参加があげられます。

そこで、この状況を改善することを狙いとした『育児休業制度改正の骨格』を固めました。

この見直しに当たって、厚生労働省が参考にしたのが
【パパ・クオータ制度】です。

この制度は、93年にノルウェーが男性も育児休業を
取りやすくするために導入したものです。

ノルウェーの場合、最長で54週間取得できる育児休業期間のうち、
6週間は男性(パパ)のみが取得でき、取らなければ権利が消滅してしまいます。

この間の給料も、54週中44週までなら100%支給され、
最長の54週取得した場合でも、80%が支給されます。
(日本は一律50%支給)

この制度の導入によって、03年には父親の9割が
利用するようになったとのことです。


*次回へ続く


【引用 毎日新聞】