会社にとって「これから」の人材が辞めていく理由
投稿日:2010年01月12日火曜日 12時12分00秒
投稿者:たわだ社会保険労務士事務所 カテゴリー: General
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あなたの会社では【「ある上司の下に異動になると、部下がすぐ辞める」】というような問題はありませんか。
もし、あなたの会社でこの様な事があるとしたら、原因は「その上司が傲慢だ」ということが言えるかも知れません。
そしてその結果、部下はストレスが溜まり、その上司の下に異動するとドンドン部下が辞めていくのです。
実際、多くの社長が頭を抱えている要因のひとつとなっているのです。
では何故、社長はその「上司」を注意しない、出来ないのでしょう。
↓ ↓ ↓ 理由は・・・
① 上司であるということはそれなりの在籍年数がある
② 社長も頼ってきた歴史がある
③ 情に流される部分もあり、強いことを言えない
からです。
しかし、程度問題によっては、この「上司」を解雇できる場合もあるのです。
なぜならば、会社には
◎ 職場の人間関係の調整
◎ 職場環境の整備
をする義務があるからです。
つまり、「何も対応しないこと = 会社としての不備」となりかねないのです。
ではどうすればいいのでしょうか?
【具体的な対策】
○ 就業規則にパワハラの禁止事項を入れる
○ 相談窓口を設置する
○ 調査委員会を設置する
などが考えられます。
調査委員会というと大企業が行なう対策のような気がしますが、そうではありません。
もし、万が一、社長の決断(解雇など)が独断だと言われ、裁判にでもなったら、 調査委員会の客観的判断(調査結果)に基づいて行ったことだと証明することができるからです。
この調査委員会の調査(結果)を元に、会社は、
① 本人(=上司)への注意
② 就業規則に違反しているかどうかの判断
→ 違反している場合は、懲罰を検討
③ 部下へのケア
などを行います。
これで「うまく」いけばいいのですが、悪い事態になれば、
○ 雇用を維持できない
○ 採用コスト、教育コストばかりがかかる
となり、解雇の決断をするしか、方法がなくなってしまうのです。
【参考になる判例】
<バイオテック事件 東京地裁 平成14年11月>
*もちろん、解雇するばかりが方法ではないことを付け加えてきます。
【たわだ流 格言】
「情を忘れた冷たい人間になってはいけないが、情に流される人間であってはならない」
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