残りたい気持ちもわかるが
辞めさせたい会社の気持ちもわかる。

しかし、現在のやりかたはひどすぎる。

人事屋の言うべきことか
と言う人もいるかもしれない。

ちょうど、リストラにあっている人が
ほとんど、私の世代だ。

団塊世代の犠牲にもなった世代だ。

難しい就職を潜り抜けて
一流会社に入った勝ち組だから
負け組からしたらざまあみろという気持ちもある。

しかし、辞めさせられたら
同じ賃金がもらえない。

おそらく、住宅ローンだの家族だのがいると思う。
住宅ローンを組んだ奴が悪いというのも解らないでもないが。

リストラのせいで
何もかも失う可能性は十分あるわけだ。

東日本の震災よりはまし程度である。

それをわかっていて、10回近い面談
退職勧奨、配転、システムエンジニアから、倉庫番に
評価基準書に合わないから
最低の評価で、最低の賃金。

いわば我慢比べである。

これは異常だと思わない方がどうかしている。

退職に応じたら仕事か゛ない。
思うように金など貰えない。

人事屋になる人は何ともない人が
多いようだ。社労士もそういう人が多い。

整理解雇の4要件が厳しすぎるのもあるにしても、
普通解雇に持ち込むのにそこまでしなくてはならない。

闘犬を見たことか゛ある人なら
解ると思うが、ひたすらかみ合いで
勝負が決まる。

人事の者が勝って辞めさせました。
しかし、明日は我が身なのだ。

より強い犬がでできて
負けてしまう。

その時は良くてもいずれそうなる。

人事屋の立場に立ちがちで
平気な社労士も明日はわが身だということだ。

金もうけできたらいいでは
済まない問題だ。

教えていいやり方と、教えてはいけないことがあるということ。