さまざまな障害を持った人が通う道内の特別支援学校の卒業生による体験発表会が13日、小樽高等支援学校(銭函1)で開かれ、4人が就職や進学先で頑張っている様子を話した。

 特別支援教育の振興を図る全道大会のプログラムの一つとして開かれ、教職員や保護者約400人が参加した。発表会では、新篠津高等養護学校(石狩管内新篠津村)を昨年卒業し、現在は三笠市内の温泉施設で働く大和田学さんが「お金をもらっているので、きちんと働いています。今年の夏に入院しましたが、職場のみんなが激励の手紙をくれてうれしかったです」と発表、大きな拍手を浴びていた。

 道高等盲学校卒業後に北翔大(江別)に進学し、現在4年生の柴田裕里さんは「大学は友達に支えられ楽しくすごしています。社会福祉士の資格取得を目指し頑張っているところです」と述べた。(北海道新聞 志村直)

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