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6月からの労働保険の年度更新、各種の雇用状況報告、そして7月は算定基礎届が終わり、人事労務のご担当者様は、ホッと一息ついたところでしょうか。

算定基礎届の定時決定時調査も、ようやく一段落でしょうね。
都道府県によって、「定時決定届の提出と同じ時期」「少し前後にずらした時期」でやっているようです。
他に総合調査もありますが、また別の機会に。

大阪では、後者タイプの年金事務所が多いようで、うちのお客様も3社様の調査を昨日で終えました。


勘違いされる会社も多いようなのですが、「犯罪や悪事に絡んでの調査ではない」のです。だいたい4~5年(今までだと)で1回、調査が回ってくる感じでしょうか。

「労働者名簿・社員名簿」「賃金台帳(源泉徴収簿はアウト)」「出勤簿・タイムカード」「所得税徴収高計算書」などを持参するよう、指示されます。

被保険者数や、従業員数によりますが、調査の時間は、10~60分程度でしょう。

間違ったやり方をしていれば、保険料が適正に計算されていなかったり(これが主でしょうが)、被保険者などに不利益が生じることがあるので、変更や訂正の書面の提出を要求されます。

どこを調査されるのか?
算定基礎届と同時に提出する「総括表付表」のウラ面下部に書いてありますよ!

パート従業員への資格取得漏れ、ボーナスの報告漏れ、月額変更届の提出忘れあたりが、分かりやすいと思います。
とくに、固定的賃金が変動した月額変更届は、うっかりすると、見逃してしまいがちです。

ちなみに、「所得税徴収高計算書」で、人数と賃金・報酬額のチェックができるので、ごまかすなんて考えはやめた方が良いですね。
まあ、総合調査や会検の調査よりは、ずっと優しいので。


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