日本経済新聞の9月1日付け日経PLUS1(プラスワン)2面に「社会保険労務士の上手な活用法」が掲載されていました。

個人の方から、社会保険労務士にご相談される場合は、誌面に掲載されている以外に重要な点を考えておきます。

それは、
「ご自身は、どうしたいのか?」
です。

例えば、定年前の会社員さんからのご相談で「定年後も働きたい、年金ももらいたい」であれば、実は、「まずは定年後も働くことを希望するのか?それが叶う職場なのか?」を考えましょう。「給料うんぬん」は、会社が提示または該当の社員と協議することです。

また、別の事例では、奥様から「会社員の夫が死んだら・・・」では、まず会社内の制度を確認するところから始めます。そして、現在掛けている生命保険・共済の給付内容もです。その際、「奥様は働かれますか?(働ける状態か)」を考えておきます。

現役社員からの社内の人事労務に関する相談も、「どうしたいのか?」です。それによって、紹介する先が弁護士の先生なのか、労働局なのか、均等室なのか、変わってきます。


相談する際でも構いませんので、
「ご自身は、どうしたいのか?どう思っているのか?」を
ある程度まとめておくと、無料の相談を利用される場合であっても、より有効な回答を引き出すことができます。

企業様が、無料相談をご利用される場合も同じです。
見積もり依頼される場合などは、「何をしてもらいたいのか」それを明確にすることで、適正な見積もりをいただけると思います。


大阪社労士事務所