被災者支援シンポジウムに参加して
投稿日:2012年12月05日水曜日 11時33分57秒
投稿者:社労士行政書士事務所オフィス石野 カテゴリー: いしののココロ
こんにちは。オフィス石野いしのです。
いや~、急に寒くなりましたねぇ!
まぁ、12月に入ったので当然といえば当然ですが、
寒さに弱い私としては、毎年冬はキョーフの季節です・・・。
さて、先日、名古屋市内で行われた被災者支援シンポジウムに
参加してきました。
(参加・・といっても、皆さんのお話を聞いているだけですが)
このシンポジウムの内容は、
今年6月に成立した「原発事故子ども・被災者支援法」に関連するもので、
・法律制定にかかわった弁護士の意見
・被災者支援にかかわった市町村の取り組み
・実際に被災され、愛知県内で暮らしているみなさんの本音
などで構成されていました。
私は時間の関係で、最後まで聞くことができませんでしたが、
震災から1年半以上たっても
通常の生活すらままならない被災者ご家族の生の声に
改めて震災の爪痕を強く感じるとともに
「少しずつ震災を忘れてしまっている、被災しなかった私たち」に
気づかされることとなりました。
私のように毎日忙しく日常生活を過ごしていて、
かつ周りに震災の影響を受けた方と一緒に過ごす機会が少ないと
どうしても少しずつ、過去のことにしてしまうのかもしれません。
そして、忘れている・・ということにすら、気づかない。気づけない。
被災者の方々は、今も苦しい葛藤の毎日をすごしていらっしゃいます。
「向こうでは、安全に家族で過ごすことができないので、こちらへ来ました。
でも【避難】した後で、故郷から逃げた自分を【非難】してしまうようになった。」
「放射能のことをどれだけ心配するかは、温度差があり、個人差がある。
共感してもらえないこともあるから、本当に心を許せる人にしか本音を話せない。」
これらは、震災直後から、報道などでよく聞いていた内容です。
ですが、ひとりひとりの方から直接聞くお話は、
それぞれのご家族のバックグラウンド、性格や考え方などの背景の違いがあり、
まさしくリアルな本音として感じることができます。
シンポジウムに参加したから、被災者の方の現状を知ったから
といって、何か具体的にお役に立てたわけではないのですが、
今なお続く震災の現状を少しでも身近なものとして感じ、
それをまた誰かに伝えていくことができれば・・と
今回のブログに書かせて頂きました。
これからも、時間がたっても、忘れずに。
何かあれば、その都度、足を運ぼうと思います。
オフィス石野のHPはコチラ ⇒ http://www.of-i.jp
- 記事投稿者情報 ≫ 社労士行政書士事務所オフィス石野
- この記事へ ≫ お問い合わせ
- この記事のタグ ≫