スタッフAです。

2月も終わりに近づき、少しずつ暖かくなってきたような…。
しかし、昨年この時期に子供がインフルエンザにかかったので、
母としてはまだまだ気が抜けません…。


さて、オフィス石野のHPでもお知らせしていますが、
中小企業の会社員とその家族の方が加入する、
全国健康保険協会(協会けんぽ)の健康保険料と介護保険料が、
平成24年4月納付分(一般の被保険者の方は平成24年3月分、
任意継続被保険者の方は平成24年4月分)からアップします。

2012年度の全国平均の保険料率は「10.00%」と、
前年度より0.5%高くなり、ついに2桁になりました。
全国平均の保険料率は3年連続の上昇となります。
昨年同様、高齢者医療への拠出金が増え続ける一方、
保険料のベースとなる加入者の給与が減少していることが
引き上げの背景にあるとのことです。
では具体的に【 愛知県 】で見ていくと・・・

◆ 健康保険料率 
9.48% → 9.97% (0.49%アップ)
<※事業主・被保険者負担分は共に4.985%です。>

◆ 介護保険料率 【全国一律】
1.51% → 1.55% (0.04%アップ)
<※事業主・被保険者負担分は共に0.775%です。>

◇標準報酬月額30万円の被保険者(40歳から64歳までの方)で、
ひと月当たり「795円」の負担増になります。
(事業主様のご負担も同額増となります)

他の都道府県の保険料率は以下全国健康保険協会(協会けんぽ)HPを
ご覧ください。↓
http://www.kyoukaikenpo.or.jp/news/detail.1.92414.html

厚生労働省は「国民健康保険」の2010年度の実質収支が
3900億円の赤字になった、と発表しました。
こちらも健保と同じく、高齢化や新たな医療技術の普及によって
医療費の膨張に歯止めがかからないことが主因で、
多くの市町村が保険料の引き上げを迫られています。

また総務省が今月発表した2011年度の家計調査によると、
勤労者1世帯あたりの社会保険料は月平均で46,240円となり、
実収入に占める割合が初めて1割を超えたそうです。

保険料の引き上げは家計に直結する大きな問題です。
どうしても医療費がかかる高齢の方も含め、
各世代が健康に留意し、安易なハシゴ受診をしない等、
病院のかかり方への意識を変える必要があるのではないでしょうか…。


オフィス石野のHPはコチラ ⇒ http://www.of-i.jp/