あけましておめでとうございます。

スタッフAです。
年が明けてから寒い日が続いていますね。


皆さんは年末年始、いかがお過ごしでしたか?
私は帰省して両親に孫の顔を見せてきたのですが、
父が食後に薬を飲みながら、
「最近、ジェネリックとかいうのに変えたら、薬代が安くなった」
と言っていました。
“ジェネリック”って最近よく聞くけど大丈夫なのかしら??
と思っていましたが、父曰く、
「別に前の薬と変わらないし、安くなるならそれに越したことないよ。」
とのこと…。

ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは、
新薬(先発医薬品)の特許が切れた後に販売される、
新薬(先発医薬品)と同等の有効成分、効能・効果をもつ
医薬品のことです。
◆新薬より価格が安く、経済的です。
・新薬と比べれば研究開発の期間が短くて済み、
費用が抑えられるため、安くなります。
・新薬の半額以下になるお薬もあります。

◆効き目や安全性は新薬と同等です。
・新薬と同じレベルの品質・有効性・安全性を有しているかどうか、
国が審査を行っています。
※薬の形、色や味は、新薬(先発医薬品)と異なる場合があります。

◆欧米では幅広く使用されています。
・アメリカ・イギリス・ドイツなどでは、使用されている
医療用医薬品の約半分がジェネリック医薬品です。
・日本でのシェアは2割に満たないのが現状です。


ジェネリック医薬品は医療用医薬品ですので、
病院や診療所の医師による処方せんが必要です。
平成20年4月から処方せんの様式が変更になり、
「後発医薬品(ジェネリック医薬品)への変更不可」という欄に
医師の署名等がない限り、患者の選択に基づき
ジェネリック医薬品の調剤が可能になりました。

しかし、全ての薬にジェネリック医薬品があるわけではありません。
また薬局に在庫がない場合などにより、ジェネリック医薬品に
切り替えられない場合もあるとのことです。


ただ、実際長く飲みなれた新薬を変更するのに不安がある方も
いらっしゃるのではないでしょうか?
その場合は、「お試し調剤」という方法があり、
60日や90日といった長期間処方されるお薬について、
1週間程度ジェネリック医薬品を試すことができるそうです。
その結果、ジェネリック医薬品を使い続けるか、新薬に変更するか
選ぶことができます。
変更に対する不安や疑問は、医師・薬剤師の方に
相談されると安心ですね。


ジェネリック医薬品の使用は、加入者の皆様自身の
自己負担額の軽減はもとより、健康保険の財政の負担軽減、
ひいては保険料の負担軽減にもつながります。

またジェネリックの促進に加え、健康診断や保健指導を積極的に受け
病気を予防することも医療費の削減に結びつくはずです。
高齢化社会の今、医療費をはじめ健康保険料は高くなる一方ですが、
その上昇を抑制することを一人一人が考えなければいけないのかな、
と思います…。

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