こんにちは。オフィス石野いしのです。

今日も名古屋は暑い!です。
しかし、夏はまだまだこれからですよね~。
ああ、これからあと何回、「暑い!」を」連呼するんだろう??

ところで、今日は、労働経済白書からのお話。

今年も毎年、厚労省から発行される「労働経済白書(平成23年版)」が
アップされました。

私も職業柄、サラーっと動向を確認するのですが、
今年は分析の仕方がちょっとおもしろかったので、そのご紹介です。

平成23年版労働経済の分析のポイント(概要版)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001i3eg-att/2r9852000001i3fx.pdf


今年は特に震災などの影響について述べているところも注目に値しますが、
私は個人的に「お!」と思ったのは、世代間ごとの働き方についての分析です。

第二章(上のURLなら、5ページめ以降)から、労働環境の世代間格差について
述べられているのですが、
単純にいえば

「バブル崩壊を人生のどの時点で迎えたか」

が、その後の労働環境、職業生活にどのような影響を与えたか・・ということについて
分析をしています。

バブル崩壊の時点ですでに中高齢だったのか、社会人だけどまだ若手だったのか、
はたまた学生だったのか、それともまだ幼少期だったのか。

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今、改めて振り返るとあのバブル崩壊後、
それぞれの世代がそれぞれにその後の人生観を大きく方向転換させられた
ターニングポイントであったことを実感します。

突然に、逃れようもなく・・といった点は、今年の震災にも相通ずる感がありますね。

私自身は、「バブル期入社」の世代に当たります。
何の努力もしなくても、会社は、より良い暮らし、より楽しい人生を与えてくれる・・
と最初に勘違いをしたまま、職業人生をスタートさせてしまった世代なんでしょうね。
やっぱり。

もちろん、その後、約20年間も厳しい環境に身をおいてきたので、
いくらバブル世代とはいえ、それが幻想であることには
十分、気づいていておりますが・・・(苦笑)。

でも、「三つ子の魂、百までも」ではないですが、どこかお気楽、楽観的に
世の中を見ようとする自分自身がいることも確かです。

どの世代の人にも、その世代ならではの世の中や人生に対する価値観が
良い意味でも悪い意味でも、しっかり根付いてしまうのでしょうね。

その方が、どのような時代を生きていた方なのか。
そして、どのような時代に進もうとしているのか。

社労士業務を遂行する上で、しっかり分析をしておきたいと思います。

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