2014年 6月の記事一覧
スタッフKです。
梅雨に入ったにも関わらず、
あまり雨が降らず、
真夏のような強い日差しが降り注いでいますが、
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
食中毒のニュースも出ていますので、
生ものの管理には気をつけてください。
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スタッフAです。
6月に入り梅雨のシーズンですね。
今日は中休みのようですが、こういう日が続くと
梅雨明けが先になりそうで気になります…。
さて、昨年になりますが、当事務所で初めて男性で育児休業を
取得された方の「雇用保険育児休業給付金」の申請をさせて頂きました。
女性とは違い産後休業がないので、
奥様が出産した日から育児休業を開始した場合、
支給要件を満たせば育児休業給付金の対象となります。
男性の育児休業取得者の割合はここ10年微増しているものの、
「1~5日」が4割「5日~2週間」が2割と2週間未満が6割を占め、
その大半が「1カ月未満」という短期の取得者だそうです。
今回育児休業を取得された男性は約3ケ月の休業期間ですので、
まだ長い方と言えますね。
厚生労働省「今後の仕事と家庭の両立支援に関する調査」によると、
3割を超える男性が「育休を取りたい」、
「育児のための短時間勤務制度を利用したい」
と考えているそうですが、
実際には取得率1.89%(2012年)にとどまり、
前年度の2.63%から0.74ポイント減少しています。
その背景には男性社員の育児支援に対する
根強い抵抗感がある、とのこと…。
最近では「マタニティ・ハラスメント」に加え、
男性社員とはこうあるべきだ、という先入観により
上司が部下の育休取得を妨げる、
「パタニティ(=父性)・ハラスメント」という言葉も
出てきています。
確かに上司にあたる中高年世代と子育て世代では、
子どもとの向き合い方に対する意識が
大きく違うかもしれません。
また祖父母の世代の方は、
「男は外で稼いで、女は家を守る」
という考え方がまだまだ多く、
女性が外で働いていると「子供がかわいそう」と言われ…。
やはりそう言われると嫁としては、
「働きたくてもセーブしてしまう」という言葉もよく聞きます。
先日発表された2013年の合計特殊出生率は「1.43%」と
前年より0.02ポイント上昇しましたが、
生まれた赤ちゃんの数は過去最少でした。
男性の育児参画を促進することは、
女性が活躍しやすい職場・社会づくりにつながります。
また各世代が柔軟な考え方をもち、女性が働きながら
子供を生みたいと思う環境に協力的であれば
出生率も上がるかもしれません。
少子高齢化は自分達のこととしてみんなが考えないといけない、
本当に大きな問題です…。
オフィス石野のHPはコチラ ⇒ http://www.of-i.jp/
なんだかんだと梅雨にも入り、昨夜あたりからは蒸し暑さからの寝苦しさを感じるようになりました。あ~、今年もまた名古屋の猛暑が近づいてくる気がするぅ~。
さて、社労士業界でも毎年恒例のお約束。「労働保険料の年度更新」と「社会保険の算定基礎届」の時期がやってきました。保険料をリアルに感じる時期ですが、そんな折も折、厚生労働省が「公的年金の長期見通し」を発表しました。
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/nenkin/nenkin/zaisei-kensyo/dl/h26_kensyo.pdf
私は上にあげたレポート自体は読みづらかったため、もっぱら新聞報道などで確認したのみですが、「現役世代の50%程度を年金としてもらえるはず」だった給付水準は、もっとも厳しい条件(出生率低め、経済成長低め)で試算すると「現役世代の35%程度の年金となってしまう」とのこと。
庶民派代表!中日新聞には、“危うい「100年安心」”や “大甘前提「バブル並み成長」”と危機感をあおる見出しも躍っています(2014年6月4日。第3面)。
この論調を全部信じるわけではないのですが、今までにごまかしながらズルズル・・と引きずってきた年金制度が、間違いなく無理になっている・・ということには私も異論はありません。
私たちは、日頃から社労士という立場上、「国の保険なので、適用基準を満たせば強制です。だからきちんと入って下さいね。」と言いますが、すでに世代間の格差をまざまざと見せつけられ、この先さらに悪化しそうな年金制度には、わたし自身が愛想をつかしたくなる日もあります。
でも、じゃあ自分の老後や不測の障害等があったときに何を頼りにすんの?!と冷静に考えてみれば「死ぬまでもらえる国の年金」はやっぱり魅力的。死ぬまで使い切れないほどの財産がある・・という人以外には、ある程度のリスクヘッジとなってくれると思います。
だから、結局のところ、きちんと入らなきゃ・・ということなのですが、
先日、ある人から言われました。「本当に困ったら、生活保護があるじゃん!」と・・。
あぁ、それを言っちゃあ、おしまいよ~。と寅さんのような感情が広がりましたが、その発言に対する明確な反論は思い浮かびませんでした。
生活保護を受給されている方にもさまざまな事情があるので、何も生活保護が悪いというわけではありません。また、年金でも免除者や第3号被保険者など保険料を払わなくても給付を受けられるケースもあります。何が良くて何が悪いとは、一概に言えないのです。
だったらやっぱり、保険料でなく全額税金方式にして、職業に左右されず、皆が一定額を受け取れる年金制度のほうが公平感があるんじゃないのかなぁ~。
そういえばかつての与党、民主党サンは、そんなことを言ってましたっけ。
どうせ全ての人が満足する制度なんてないのなら、早めに最低保障年金と所得比例年金にガラガラポーン!と変革してしまうほうがスッキリするように思いますが、世代間紛争を考えると改革はいつのことになるのやら・・・。
自分で選択肢を選ぶことができない国の保険制度には、本当にジレンマばかりを感じる今日この頃です。
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