通帳は4つに分けなさい
投稿日:2012年10月01日月曜日 09時56分46秒
投稿者:横山和男社労士・行政書士事務所 カテゴリー: General
僕は、厚生労働省の創業・起業アドバイザーをやっていたり、会計事務所で税理士を目指して働いていたことがあります。
それらの経験を通じて、創業や起業をする方に、アドバイスを求められた際には、①取引はなるべく現金ではなく預金を通し、②入金通帳と出金通帳を分けましょう、と答えています。
①月次の入金と出金を管理しやすくなるのと、②税務調査に耐えられやすくなるのと、③いざという時には出金通帳の残高ゼロにして、入金通帳を持って夜逃げしてしまえば、ある程度、生きていけるからです。
今日読んだ、税理士の亀田潤一郎さん著「通帳は4つに分けなさい」では、さらに2つの通帳を持ち、合計4つが理想的と説きます。
売上収入口座と運転資金口座に、納税緊急口座と将来投資講座の、2つが加わってます。
このような発想は、資金繰りに苦しんだことのある、中小企業の事業主のノウハウの一つ。
ひょっとして・・・と読みこんでいくと、「おわりに」に、きちんと書かれていました。
さらに、「本書を」「中小企業のおやじたちに捧げます」と結ばれており、ちょっと涙が出そうに。
僕たち社会保険労務士でさえ、「中小企業のおやじ」そして「中小企業のおばば」たちが、歯を食いしばって頑張っているのを、知っています。
通帳への小書きは、ボールペンではなく鉛筆が良い、などの細かいテクニックも満載。
会計が苦手な方は、特にオススメ。
中小企業の事業主を応援したい、という気持ちが詰まった、良本です。
V(O ̄∇ ̄o)
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