2011年 8月の記事一覧
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黒字企業で、社員数が増加傾向にある所にとっては大変有利な政策が実施されることとなりました。なお、この記事は中小企業を対象に書いています。
平成23年6月末に成立した租税特別措置法に、表題の雇用促進税制が盛り込まれています。該当期間は、平成23年4月1日~平成26年3月31日までの間に開始する事業年度が対象になります。内容は、
1. 雇用保険一般被保険者の増加数1人につき、20万円の税額控除
2. 当期法人税額の20%まで税額控除を受けれる
というものです。例えば、法人税(国税)の申告納税額が500万円の場合、最大100万円まで税額控除が受けれることになります。
【計算式】
法人税額500万円×20%=100万円
100万円÷20万円=5人
この場合、雇用保険の一般被保険者を5人増やすと100万円の税額控除が受けれることになります。
どうやれば、この税額控除が受けれるのか・・・以下は、その手順です。
ここで大事なポイントは事前届出制であると言う点です。決算が終了して届け出ておけばよかった・・・と言う事にならない様ご注意ください。
【手順】
①新事業年度開始後2ヶ月以内に、目標の雇用増加数等を記載した雇用促進計画をハローワークへ届け出ます。
3月決算の場合は、5月末までに届け出る必要があります。なお、平成23年度は10月末までの届出が必要になります。
②計画の事業年度が終了後2ヶ月以内に、雇用促進計画の確認をハローワークから受ける。
③ハローワークから交付された確認書を法人税確定申告書へ添付して税務署へ提出。
という流れになります。
これさえやっておけば誰でも税額控除が受けれるのか?よく受ける質問ですが、この雇用促進税制は書類上の手続きだけで無条件に適用されるわけではありません、適正な労務管理が必要になります、以下が具体的な内容ですが、日常の管理は社会保険労務士とご相談の上進めた方が良いと思います。
【適用されるための要件】
①雇用増加要件
前事業年度末と比較して、当事業年度末の雇用保険一般被保険者の人数が10%以上増加し、かつその増加人数が2人以上であること。
②離職理由による要件
前事業年度及び当事業年度中に、事業主都合による離職者がいないこと。
③支払給与額増加要件
当該事業年度における支払給与額が、前事業年度における支払給与額よりも、以下の算式で算定された額以上に増加すること。
給与増加額≧前事業年度の給与額×雇用者増加率×30%
ご質問は、当事務所まで。お気軽にどうぞ。
連絡先 096-211-2575 社会保険労務士みのだ事務所
平成23年6月末に成立した租税特別措置法に、表題の雇用促進税制が盛り込まれています。該当期間は、平成23年4月1日~平成26年3月31日までの間に開始する事業年度が対象になります。内容は、
1. 雇用保険一般被保険者の増加数1人につき、20万円の税額控除
2. 当期法人税額の20%まで税額控除を受けれる
というものです。例えば、法人税(国税)の申告納税額が500万円の場合、最大100万円まで税額控除が受けれることになります。
【計算式】
法人税額500万円×20%=100万円
100万円÷20万円=5人
この場合、雇用保険の一般被保険者を5人増やすと100万円の税額控除が受けれることになります。
どうやれば、この税額控除が受けれるのか・・・以下は、その手順です。
ここで大事なポイントは事前届出制であると言う点です。決算が終了して届け出ておけばよかった・・・と言う事にならない様ご注意ください。
【手順】
①新事業年度開始後2ヶ月以内に、目標の雇用増加数等を記載した雇用促進計画をハローワークへ届け出ます。
3月決算の場合は、5月末までに届け出る必要があります。なお、平成23年度は10月末までの届出が必要になります。
②計画の事業年度が終了後2ヶ月以内に、雇用促進計画の確認をハローワークから受ける。
③ハローワークから交付された確認書を法人税確定申告書へ添付して税務署へ提出。
という流れになります。
これさえやっておけば誰でも税額控除が受けれるのか?よく受ける質問ですが、この雇用促進税制は書類上の手続きだけで無条件に適用されるわけではありません、適正な労務管理が必要になります、以下が具体的な内容ですが、日常の管理は社会保険労務士とご相談の上進めた方が良いと思います。
【適用されるための要件】
①雇用増加要件
前事業年度末と比較して、当事業年度末の雇用保険一般被保険者の人数が10%以上増加し、かつその増加人数が2人以上であること。
②離職理由による要件
前事業年度及び当事業年度中に、事業主都合による離職者がいないこと。
③支払給与額増加要件
当該事業年度における支払給与額が、前事業年度における支払給与額よりも、以下の算式で算定された額以上に増加すること。
給与増加額≧前事業年度の給与額×雇用者増加率×30%
ご質問は、当事務所まで。お気軽にどうぞ。
連絡先 096-211-2575 社会保険労務士みのだ事務所
今日は、熊本は午後から夕方まで雨でした。少しだけ涼しくなり、わりと快適な一日を過ごせました。皆様がお住まいの地域ではいかがでしたか?
さて、当事務所は熊本市内の中心部、上通並木坂商店街の中にあるのですが、また最近、商店街の中の店舗の閉店が増えるみたいです。1年ほど前までは、1Fの店舗がテナント募集中になる事は殆どなかったのですが、最近はけっこう多いです。中心市街地といっても、スカスカの歯抜け状態になりつつあります。(ひどいもんだ)
この地に事務所を構えて7年目になりますが、沢山の方に支えていただいたおかげで、今日まで無事に営業を続けていくことが出来ました。で、少しは恩返しをしないとバチがあたるという事で、地域に貢献できる方策を色々と考えているところです。来月には概要を報告できると思いますので、よろしくお願いいたします。
さて、今日は面接のときの質問のお話し
営業で見込み顧客を訪問させていただく際、面接が難しいという話を良くうかがいます。定性的なものであったり、個々人の主観で回答していたりと、判断するのは少し難しいかも知れません。
今回は、主観を出来るだけ排除した回答を得ることで、応募者のスキルを類推するというものです。
質問のプロセスとしては、
①状況について説明を求める
②苦労した部分について聴く
③回答から類推して、レベルの測定を行なう
という流れになります。
例をあげます。
ダメな例
面接官「パソコンは出来ますか?」
応募者「ワード・エクセルなら問題なく操作できます」
面接官(・・・どれくらい出来るのかよくわからないなぁ・・・)
上の例は、こんな風に聴き方を変えると良く分かるようになると思います。
面接官「これまでの会社では、ワード・エクセルを使ってどの様な仕事をされてましたか?」
応募者「売上の集計やグラフの作成などです。」
面接官「売上の集計では、関数やマクロは使われましたか?」
応募者「集計が早くなりますし、毎月くり返しやらなければいけないのでもちろん(関数やマクロを)使ってました。」
面接官「報告するファイルもご自身で作られていたのですか?」
応募者「はい、グラフなどは報告書の中に入れるような形でつくっていました。」
面接官「どの様な点で苦労されましたか?」
応募者「独学で学んだので、関数やグラフは本をみながらやらなければいけない点が大変でした。」
面接官「なるほど、わからない部分があれば自分で調べられていたのですね。やはり、時間はかかったのでしょうか?」
応募者「ええ、上司はパソコンの事が分からなかったので、時間がかかるとは言っておりました。」
・・・・
こんな感じでしょうか。この内容で分かることは、「指示待ち族ではなく、自ら積極的に動ける」ということ、「コンピュータリテラシーはそれほど高くない」ということ、「自分都合の良い判断をする人」の可能性があることでしょうか。
「自分都合の良い判断をする人」かどうかを判断するために、また質問をしていく流れになるのですが、パソコンの能力は大体つかめるかと思います。もっと詳しく診るためには苦労した点をより具体的に聞き込んでいきます。知識・スピード・応用力の観点から質問を投げかけていくと色々と分かってくると思います。
この主観的な回答を客観的な回答に変える質問は、色々なスキルを判断する場面で試せると思いますので、皆さんも是非考えてみてください。
さて、当事務所は熊本市内の中心部、上通並木坂商店街の中にあるのですが、また最近、商店街の中の店舗の閉店が増えるみたいです。1年ほど前までは、1Fの店舗がテナント募集中になる事は殆どなかったのですが、最近はけっこう多いです。中心市街地といっても、スカスカの歯抜け状態になりつつあります。(ひどいもんだ)
この地に事務所を構えて7年目になりますが、沢山の方に支えていただいたおかげで、今日まで無事に営業を続けていくことが出来ました。で、少しは恩返しをしないとバチがあたるという事で、地域に貢献できる方策を色々と考えているところです。来月には概要を報告できると思いますので、よろしくお願いいたします。
さて、今日は面接のときの質問のお話し
営業で見込み顧客を訪問させていただく際、面接が難しいという話を良くうかがいます。定性的なものであったり、個々人の主観で回答していたりと、判断するのは少し難しいかも知れません。
今回は、主観を出来るだけ排除した回答を得ることで、応募者のスキルを類推するというものです。
質問のプロセスとしては、
①状況について説明を求める
②苦労した部分について聴く
③回答から類推して、レベルの測定を行なう
という流れになります。
例をあげます。
ダメな例
面接官「パソコンは出来ますか?」
応募者「ワード・エクセルなら問題なく操作できます」
面接官(・・・どれくらい出来るのかよくわからないなぁ・・・)
上の例は、こんな風に聴き方を変えると良く分かるようになると思います。
面接官「これまでの会社では、ワード・エクセルを使ってどの様な仕事をされてましたか?」
応募者「売上の集計やグラフの作成などです。」
面接官「売上の集計では、関数やマクロは使われましたか?」
応募者「集計が早くなりますし、毎月くり返しやらなければいけないのでもちろん(関数やマクロを)使ってました。」
面接官「報告するファイルもご自身で作られていたのですか?」
応募者「はい、グラフなどは報告書の中に入れるような形でつくっていました。」
面接官「どの様な点で苦労されましたか?」
応募者「独学で学んだので、関数やグラフは本をみながらやらなければいけない点が大変でした。」
面接官「なるほど、わからない部分があれば自分で調べられていたのですね。やはり、時間はかかったのでしょうか?」
応募者「ええ、上司はパソコンの事が分からなかったので、時間がかかるとは言っておりました。」
・・・・
こんな感じでしょうか。この内容で分かることは、「指示待ち族ではなく、自ら積極的に動ける」ということ、「コンピュータリテラシーはそれほど高くない」ということ、「自分都合の良い判断をする人」の可能性があることでしょうか。
「自分都合の良い判断をする人」かどうかを判断するために、また質問をしていく流れになるのですが、パソコンの能力は大体つかめるかと思います。もっと詳しく診るためには苦労した点をより具体的に聞き込んでいきます。知識・スピード・応用力の観点から質問を投げかけていくと色々と分かってくると思います。
この主観的な回答を客観的な回答に変える質問は、色々なスキルを判断する場面で試せると思いますので、皆さんも是非考えてみてください。
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