新着記事
- 2007年06月14日 リボン闘争と懲戒処分
事案は、「ホテルオークラの従業員で組織する労働組合は、賃上げ闘争の一環として、就業時間中にリボンを着用するいわゆるリボン闘争を2回にわたり実施し、各回とも当日就業した従業員の一部の者が参加した。胸に着用したリボンは、布地により紅白の花もしくは桃の花をあし...
- 2007年06月13日 ストライキ期間中の賃金カットの範囲
事案は、「Xらは、Y(三菱重工長崎造船所)の従業員で、訴外三菱重工長崎造船所労働組合(以下長船労組)の組合員である。長船労組は昭和47年7月、8月ストライキを実施した。このため、Yは賃金支払日の各20日にストライキ期間中の時間割賃金をカットし、家族手当も例外...
- 2007年06月12日 ロックアウトと賃金請求権
事案は、「Xらは、一般放送事業を営むY会社の従業員であり、訴外AはXらにより組織された労働組合である。Aは、Yに対し、賃上げ等を含む春闘要求を行ったが、決着をみないまま、3月に入って新たにYは、新番組編成に伴うテレビ放送時間の延長を計画し、これに伴う人事異動計画...
- 2007年06月11日 争議行為中における使用者の操業の自由
事案は、「山陽電気軌道株式会社では、私鉄総連傘下の私鉄中国地方労働組合山陽電軌支部(以下「支部組合」という)と、会社に極めて協力的な山陽電軌労働組合(以下「山労」という)とがあったが、昭和36年の春闘にあたり、支部組合は賃上げ等を要求して団体交渉を会社側...
- 2007年06月01日 解雇権の濫用
事案は、「Y会社と組合との間には、新機械の導入に関し意見の対立が見られたが、この間Xは、他の従業員に職場離脱をさせたり、無届集会をしたり、会社役員の入門を阻止したりとの行為が、会社の職場規律を害するものとして使用者により懲戒解雇された。この時、組合委員長や...
- 2007年05月31日 労働者の損害賠償責任
事案は、「Y会社は、石油等の輸送・販売を業としているが、Xは、業務上タンクローリーを運転中、追突事故を起こした。そのため、Y会社は、使用者責任に基づき、追突された車両の所有者に対し、車両の損害賠償として約7万円を支払い、また、破損したY会社のタンクローリーの...
- 2007年05月30日 安全配慮義務違反と使用者の責任
労働関係の記事については、難しいという意見が寄せられていますので、事案・判旨ともに分かりやすさを心掛けていきたいと思っています。 事案は、「反物、毛皮、宝石の販売等を営む会社の新入社員が、一人で宿直中に、窃盗の目的で来訪した元従業員に殺害された事件に...
- 2007年05月30日 住民票の写し取得厳格化に
30日、個人情報保護のため、住民票の写しなどの交付手続を厳格化することを柱とする改正住民基本台帳法が成立した。 6月上旬に公布され、1年以内に施行される。 改正法は、住民票の写しなどの交付を請求できる場合を明示するだけでなく、交付の請求や転出・転...
- 2007年05月29日 懲戒権濫用の基準
事案は、「Xは、デモに参加し凶器準備集合罪等の嫌疑で現行犯逮捕・勾留され、その間会社を欠勤した。その後、出勤して勝手に従前の職場に割り込んで作業を行い、事情聴取のため労務課への出頭命令も無視し続けたので、Y会社は自宅待機を命じた。しかし、Xは連日入構しようと...
- 2007年05月28日 社会保険庁改革関連法案の目指すもの
現在の社会保険庁は、厚生労働省の「外局」として置かれている。 「外局」は、特殊な事務を掌理させるために、府・省に置かれる国の行政機関であり、国家行政組織法上、庁と委員会がある。 外局も各大臣の所轄の下に属するが、通常の本省内部部局と異なり、これ...
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2007年01月26 プロフィール(7265)
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2007年05月15 就業規則の変更による定年延長と賃金減額の合理性(6269)
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2007年09月04 出向と労働者派遣の違い(5999)
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