ニューヨーク訪問中の石原都知事が、17日の講演で、「米国が日本を守らないのなら、自分で何とかする。それは、米国が懸念する核保有に繋がるかもしれない」と述べたといわれる。

 後段はともかく、前段については賛成である。

 私は、前々から「自分の国は自分で守らなければならない」と考えていた。

 一番小さなコミュニティが家庭だすれば、次が地域社会、そして国家となる。

 家庭の集まりが地域であり、地域の集まりが国家である。

 防衛に関しては、三者は同じ発想で考えるべきだと思っている。

 自分の敷地に第三者を入れて、家を守ってもらうバカがどこにいるのか。

 自分の府県の安全を他府県に守ってもらう府県がどこにあるのか。

 世界中の国に、日本はアメリカの植民地ないし属国と見られている根源は日米安保にある。

 日米安保が不要といっているのではない、その内容が問題なのだ。

 国民投票法が成立した今、自分の国をどのようにして守るのか、憲法9条をどのように改正するのかしないのか、国民一人一人が考えなければならない時期に来ている。