労働基準監督署の立入調査に関する基準が、1ヶ月の残業時間100時間から80時間に引き下げられました。
投稿日:2016年05月01日日曜日 15時58分51秒
投稿者:中谷社会保険労務士事務所 カテゴリー: General
先般、労働基準監督署の立入調査に関する基準が、
1ヶ月の残業時間100時間から80時間に引き下げられました。
これにより調査の対象者は、
従来の2.7倍に当たる300万人に拡大され、
企業に労働基準法違反があれば、
是正勧告などの措置をとることに成りました。
一方安倍政権は、
最低賃金の全国平均目標を、従来の800円から1000円に引き上げました。
都道府県別の最低賃金は、
東京の907円から沖縄の693円までまちまちですが、
現在は平均798円となっています。
これを2016年以降、毎年3%程度引き上げる計画です。
更に自民党は、
非正規労働者の待遇を改善する為の「同一労働同一賃金」に関し、
フルタイムで働く正社員に対するパート労働者の賃金水準を、
欧州並みの7~9割程度に引き上げ、
格差を縮小させるよう、政府に提言しています。
さて、御社の実情はどうですか。
長時間労働が常態化している企業、
最低賃金に近いパート従業員を多く抱える企業の場合は、
現状を放置していると、
経営上致命的な痛手を受ける可能性があります。
①何故長時間労働に陥っているのかの実態分析
②職務の効率化による時間外労働の回避
③時間外手当の適正化設計
④賃金格差の説明根拠となる職務分析と賃金制度の確率
⑤正規従業員と非正規従業員の雇用バランスの調整など、
抜本的な対策が必要になります。
お気軽にご連絡下さい。
- 記事投稿者情報 ≫ 中谷社会保険労務士事務所
- この記事へ ≫ お問い合わせ
- この記事のタグ ≫
Category: General
Posted by: kitakyushu