バブル崩壊後の建設需要の落ち込み、

20年を超える景気の低迷の中、

日本の建設業は衰退の一途を辿って来ました。

この間、若者の職業選択における建設業離れが進み、
同時に技術労働者の高齢化、技術継承の空洞化が進んでいます。

一方、震災復興需要に加え東京オリンピック特需、
アベノミクスに後押しされた国土強靭化計画により、
今建設業界は、空前の特需に沸いています。

しかし、建設技術者の高齢化は深刻で、
技術者不足による事業の停滞が顕著になって居ます。

このまま若者の建設業離れが続けば、
建設業界の存続が危ぶまれる様な状態です。

福岡県としてもこの状態を放置できず何とか改善を促そうと、

『建設業若年人材集中確保事業』を企画、

今般、我が福岡県社会保険労務士会に業務委託がありました。

福岡県社会保険労務士会としては、
当面の対策として、福岡県下で計
8回の雇用管理研修を実施する事となりました。

同時に社労士会より依嘱された会員社労士がアドバイザーとなり、
県下の建設業者を訪問して雇用管理に関する指導をする事と成りました。

当事務所も雇用管理アドバイザーとしてこれに加わる事となりました。

また、来る812日の黒崎ひびしんホールにおける雇用管理研修では、
講師を務める事となりました。

雇用管理研修では、
①募集・採用・配置 
②雇用契約 
③就業規則 
④賃金管理 
⑤社会保険 
⑥教育訓練 
これらの講義項目を各
1時間ずつ、計6時間の講義を予定しています。

正直、講義する方もそれなりの体力を消耗しそうですが、
研修を受けられる建設会社の方々も大変だと思います。

疲れたが、それなりに面白みもあり、
今後、若年労働者を育成していくうえで良い参考になったと言って頂けるよう、

今から準備を進めているところです。

ちなみに
812日は、私の誕生日でもあります。
蛇足でした。