2015年 1月の記事一覧
本年1月16日の第122回労働政策審議会・
労働条件分科会において、
従来より検討がなされていた
『今後の労働時間法制等の在り方について』報告書骨子案が発表されました。
この中で影響を受けそうなのが、
月60時間超の時間外労働に対する割増賃金率50%を
中小企業にも適用しようと言う案です。
これに伴い36協定の特別条項に記載する内容も、
より詳細なものに改定する模様です。
時間外手当について、事業主は、今から対策しなければ成りません。
まずは、『長時間労働は決して望ましいものではない。』という、
労使のコンセンサス形成が必要です。
次に、長時間労働にならない為に、
業務効率化の検討が今まで以上に重要になります。
とは言っても、『現実はそうはいかない。』
と感じている事業主が大半です。
では、どうしたら良いか。
当所では、まず職場の実態調査をする事をお勧めしています。
『所定労働時間中に仕事以外の事に使う時間は、平均でも1時間以上ある。』
と言うアンケートが報告されています。
だとすれば、
『実働時間には、きちんと対価を払い、実働していない時間には、対価を払わない。』
そんなルールを作るべきではないでしょうか。
また、労働基準法等を遵守するなかで、
いろいろな労働時間管理について、検討してみるべきではないでしょうか。
実は、労働基準法は、
労働の対価を、時間で計る事のみを求めているわけではありません。
話題のホワイトエグゼンプションに依らなくても、
出来高給、
変形労働時間制、
みなし労働時間制
などを、認めています。
当所は、これらを駆使して
『柔軟な労働時間設計』のお手伝いをしたいと考えています。
皆様、明けましておめでとうございます。
2015年ひつじの年を、
洋々たる思いでお迎えのことと、お慶び申し上げます。
当所に於きましても、主要なサービスである
『リスク回避型就業規則の作成』
『効果的助成金申請代行』
『時間外手当適正化設計』
の精度を一層高め、
皆様のお役に立つべく邁進したいと考えて居ります。
さて当事務所に於きましては、
昨年暮れに念願のホームページを開設致しました。
http://www.zinzi-nakatani.jp/
ホームページ内でも、ご紹介させて頂きましたが、
『中小企業の健全な発展に奉仕する。』ことをモットーに、
今後とも精一杯活動して行きたいと考えて居りますので、
本年も、倍旧のご支援を賜ります様、お願い申し上げます。
これに伴い、皆様にご愛読いただいておりました『最近のうごき』は、
ホームページ内で掲載させて頂く事と致しました。
お時間の許す時に、ホ
ームページの閲覧を頂ければ、幸いに存じます。
まだまだ、開設したばかりで、
ヤフーやグーグルでの検索も上位表示とは行きませんが、
『中谷義光』
『中谷社会保険労務士事務所』
『就業規則 北九州』
などの言葉で検索して頂きましたら、ご覧いただけると思います。
お手数ですが、ぜひ一度閲覧いただきます様お願い申し上げます。
2015年が皆様に取って、そして当事務所にとっても
良い年になる事を祈念いたして居ります。