厚生労働省は、平成23年度の年金額は0.4%の引下げとなる事を先日発表しました。実際に年金額が変更されるのは、4月分が支払われる6月の支払から変更となります。

 実際の額については、国民年金の老齢基礎年金は、独身の方で満額の場合は平成22年度は月額66,008円でしたが、平成23年度は月額65,742円となり、266円の引き下げとなります。

 厚生年金に関しては、夫婦2人分の老齢基礎年金を含む標準的な年金額となりますが、平成22年度は月額232,592円でしたが、平成23年度は月額231,650円となり、942円の引き下げとなります。ただし、この”厚生年金”とは、夫が統計による平均的収入で40年間就業し、妻がその期間全て専業主婦であった世帯の新規裁定の給付水準となっています。