2015年 10月の記事一覧
厚生労働省は、支払った公的年金の保険料に対し、生涯でどれだけの給付が受けられるかを世代ごとに試算した結果を公表しています。会社員が入る厚生年金では、現在70歳の世帯が保険料の5.2倍の年金を受け取るのに対し、30歳以下の世帯は2.3倍にとどまり、前回2010年の試算より世代間格差が拡大した形となりました。
試算によると、厚生年金の場合、現在70歳の世帯は1000万円の保険料を支払い、受け取る年金は5200万円になります。現在30歳の世帯は保険料が2900万円で、年金が2.3倍の6800万円。国民年金では、70歳は負担の3.8倍を受け取れるが、40歳以下は1.5倍となりました。
マイナンバー制度に関する文部科学省からのお知らせがHPに掲載されています。
学生向けに以下のような案内がされています。
・通知カードは、10月5日時点の住民票の住所に送付されるため、保護者等が居住する住所に住民登録をされている場合は、通知カードが保護者等が居住する住所に送付されるので、注意が必要なこと。
・学生も平成28年1月からのアルバイト等の採用に当たってマイナンバーの提示を求められることがあること。また、日本学生支援機構の奨学金の貸与についても、平成29年4月以降、マイナンバーの提示を求められることとなるため、必ずマイナンバーの通知カードを受け取ること。
(通知カードはおおむね11月下旬までには届けられる予定)
・市町村等への申請により、無償で取得できる「個人番号カード」は、マイナンバーの利用に当たって、本人確認の証明書として利用できること。
・学生が手続で使う場面は上記での場合に限られるため、取扱いには注意し、安易に友達などに教えることがないようにすること。
・アルバイト等をしている者は、引き続き、適切に納税手続きを行うようにすること。また、学生は、勤労学生控除もあるので、適宜活用すること。
文部科学省HP「マイナンバー(社会保障・税番号)制度に関する文部科学省からのお知らせ」
http://www.mext.go.jp/a_menu/kaikei/zeisei/1362172.htm
国税庁HP「No.1175 勤労学生控除」
https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1175.htm
厚生労働省は、公的年金制度への理解を深めるためにホームページに「いっしょに検証!公的年金」を公開しています。
ホームページ「いっしょに検証!公的年金」のURL
http://www.mhlw.go.jp/nenkinkenshou