こんにちは
相模原市のママさん社労士ブログへの
ご訪問ありがとうございます☆


いきなりの大きな金額にびっくりされているのでは
ないでしょうか?

この数字は、昨年度(平成23年度)、企業倒産により
賃金が支払われないまま退職した労働者に対して、
未払い賃金の一部を政府が立替払いした金額です。


この制度は、

「一年以上事業活動を行っていたこと」
(労災保険の加入実績を確認します)

「倒産したこと」

この二つの条件を満たしている場合に
その会社で働いていた労働者が請求できる制度です。
もちろん金額の上限や未払い賃金の期間等の条件はありますが、
企業が倒産に追い込まれたときに、労働者を救済する制度として
昭和51年から実施されています。

景気に左右される数字ではありますが
平成23年度は企業倒産件数の減少を受け、
企業数・支給者数・立替払額のいずれも前年度を下回っています。
 
・企業数 : 3,682件   (対前年度比  5.1%減少)
・支給者数: 42,637人  (対前年度比 16.0%減少)
・立替払額: 199億5,106万円 (対前年度比 19.4%減少)



ちなみに
平成22年度は  247億6,200万円
平成21年度は  333億9,100万円
平成20年度は  248億2,100万円です


詳しくは

7/2報道発表資料(厚生労働省HP)

未払賃金立替払い制度の概要(厚生労働省HP)

独立行政法人労働者健康福祉機構HP