僕が若いころ勤めたマッダ系列の下請けの現場では
残業がほとんどでそれで生活しているものが
いました。

残業がなくなると、別の組に手伝わせろなどと
言うものもいて、実際そうして生活を支える
者もいました。

まともな給料にならないので、家族持ちは
たまらないわけですよ。

私は、残業は嫌いだし、大卒なので
残業単価も高いし、経営者の親族の紹介入社なので
遠慮しました。

それもなかったら、結果はどうなるか。
だらだらして30分位ずつごまかすのです。

組長のところはまともなのに班長のところは
いつも30分だけ長い。

大喧嘩になりました。

実働25日としたら24.5時間分となります。

それは必要悪でありますが
給料がそういう体型なのですね。

では、3時間残業を25日したらどうなるか。
75時間ですね。

それより効率のいい方法がありました。
それは土曜日普通休日残業です。
定時働くと8時間です。

月2回しただけで16時間です。

これを嫌うやつはいましたが
僕はその方が楽なので好きでした。

毎日3時間はかなり疲れます。

ラインを作ったときは
朝8時半から次の日の午前三時が
1週間くらい続きました。

それはきついものですよ。
150時間いったかどうか不明ですが
100時間から120時間になったのを
覚えています。

その月の給料はそれなりに多かったが
疲れ果てました。

それから、組を変わって夜勤有組になりました。
夜勤割増は10時から午前5時ですね。

3時間残業して、休日出勤してさほど上がらなかったのを
覚えています。

夜勤明けと言うのはまだ働ける感じになりますが
これが曲者です。

まあそれはいいとして、夜勤のとき昼間は全く眠れません。
夏などは、水気の撮りすぎで腹をやられたりします。

夜勤明けのとき、30分残業だと
それなりのラッシュ。
1時間になると
ものすごいラッシュになります。
定時終わりだと、あっと言う間に家につきます。

そういうのを体と給料で体験しているのです。

また、休日の振替をされて
土曜日普通休日の割り増しを
踏み倒されたこともあります。

なので、これは良くないことだと
理屈では良くても恨みは相当のものだと
僕にはわかっています。

親戚の損保会社東京本社勤務のいとこ
女ですが、保険会社の総合職でした。
なんと、毎日2時3時だそうです。
当然、家に帰っても数時間しかいられず
また根出勤します。
それを数年して、心身ともボロボロとなり
別の会社の、一般職となりようやく
まともになりました。

職場に残業が当たり前のところは
実はひどい職場なのです。
そのことを理解してほしいし、
仕事ばかりしているから少子化になることも
理解してほしいと私は思っています。

体験したからこそ、残業は良くないことか゛
理解できるものなのです。
関係ないやをしているととんでもない
事故などが起きます。

そうなってからでは遅いのです。